鉄骨用発泡性耐火塗料とは、薄膜塗料タイプの耐火被覆材です。従来では望めなかった、鉄骨の意匠性を保持して仕上げることができます。また火災時には、数ミリ程の塗膜が発泡して、20から40倍の優れた断熱層(炭化層)を形成し、鉄骨を火災から守ります。
この耐火塗料は、発泡性耐火被覆、防火・耐火材料のトップメーカーである英国ナリファイア社によって開発され、英国で最多の実績を有するとともに、世界30数カ国で使用されています。そのなかで弊社は平成2年に日本では初めて、この耐火塗料の施工を手掛けたメーカーであり、施工会社でもあります。
特徴を充分にご理解したうえで、設計・施工にご活用ください。
施工時に塗られた1~5mm程度の塗膜が、火災時に熱を受けると200℃程度で発泡がはじまります。そこから形成される緻密な発泡層(炭化層)が、優れた断熱性を発揮します。さらに長時間にわたる耐火性を維持し、鉄骨を高温から保護します。
従来の耐火被覆材に比べ1~5mm程度の薄い塗膜厚なので、鉄骨のデザインをそのまま反映することができます。また、仕上げにはさまざまな色の上塗り塗料を施すことが可能です。
ノンアスベストであり粉塵は発生しません。すべての製品でホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆を取得しています。
ハイブリッドベースコート(SC902・SC904)は塗膜に耐水性があり、従来の耐火塗料に比較して長期の耐久性があります。
ハイブリッドベースコート(SC902・SC904)は1 時間耐火、2時間耐火までの耐火(鉄骨柱・梁)に対応しています。
鋼材の種類・寸法、耐火時間により耐火塗装の膜厚が異なりますので、HP に添付しています認定一覧表をご確認の上、ご使用頂けますようお願い致します。
【耐火塗装施工者認定について】
耐火塗装を施工するためには、耐火塗装認定業者の登録が必要となります。
耐火塗装の施工者認定取得および登録につきましては、以下までお問い合わせ下さい。
一般社団法人日本塗装工業会
URL https://www.nittoso.or.jp/activities/fireproof/
ご注文の際は以下にある「耐火塗料使用調査表」に使用用途をご記入頂き、ご注文書と合わせて弊社販売窓口までお送り下さいますようお願い致します。
溶剤 |
ハイブリッド・ベースコート ※ファイバーなし |
*鋼材タイプ、寸法により耐火規定膜厚が異なりますので、必ず鋼材タイプ、寸法をご確認下さい。 |
〈1時間耐火〉 認定書 認定書 認定書 認定書 認定書 認定書 認定書 認定書 〈2時間耐火〉 認定書 |
完全乾燥 1日以上 注1)乾燥期間に雨天となった場合は、完全乾燥期間を延長して完全に乾いたことを確認して中塗り、上塗りを行って下さい。 注2)下塗り、中塗り、上塗りの乾燥期間は、各メーカーの仕様に従って行って下さい。 【耐火塗料SC902の使用量計算】 |
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ハイブリッド・ベースコート ※ファイバー入り ※ローラー施工のみ |
*鋼材タイプ、寸法により耐火規定膜厚が異なりますので、必ず鋼材タイプ、寸法をご確認下さい。 |
〈1時間耐火〉 認定書 〈2時間耐火〉 認定書 認定書 認定書 |
完全乾燥 1日以上 注1)乾燥期間に雨天となった場合は、完全乾燥期間を延長して完全に乾いたことを確認して中塗り、上塗りを行って下さい。 注2)下塗り、中塗り、上塗りの乾燥期間は、各メーカーの仕様に従って行って下さい。 【耐火塗料SC904の使用量計算】 |
S605はすでに廃番となっていますが、こちらよりS605認定番号をご確認頂けます。
常温亜鉛メッキZRCは、1952年に米国ZRCプロダクツカンパニーの親会社であるノーフォークコーポレーションと米国海軍との共同研究により開発さました。以来、米国はもとより世界各国で使用され、抜群の防錆効果をあげています。常温亜鉛メッキ(Cold Galvanizing)は、溶融亜鉛メッキ(Hot Dip Galvanizing)と同等の防錆効果が得られ、鉄を錆から守る方法として、その耐久性と経済性に加えて多くの利点を兼ね備えていることから、広い分野で採用されております。
※当社での工事の請負はしておりません。
ZRCを76μm以上塗布することで溶融亜鉛メッキ(JIS H8641 HDZ55)と同等の耐久防食性能が得られます。使用される亜鉛粒子は、世界最高水準である米国ASTM D520に規定されているTypeⅢカナダ産のピュアージングで、性能に大きく影響する金属亜鉛分は最高の99%を確保しています。
防錆原理は、溶融亜鉛メッキと同じ犠牲陽極作用です。1液性の液体混合物で、その乾燥皮膜に重量比で95%の高純度亜鉛を含みます。亜鉛の保護作用として、Z.R.C.の表面には、緻密な錆の薄膜が生成し、この薄膜が保護皮膜となり鉄の腐食を防ぎます。犠牲防食作用として、イオン化傾向の大きい金属(亜鉛)が犠牲になり先に溶解し、イオン化傾向の小さい金属(鉄)の腐食を抑制します。
亜鉛層の補修は、塗装と同様に容易にできます。
上塗り材を選ぶことにより、色彩計画が自由にできます。
常温亜鉛メッキZRC | カタログ(pdf) |